当事者意識の無い親、透明人間と化す子供

人生相談 子育て 教育
【相談者】43歳女性 夫53歳 中学2年男 小学4年女

小学4年の女の子が不登校。
1年半くらい前から、学校へ行かなくなってしまった。
友人関係の問題かと、問い質したところ強く否定。
幼児期に満たされていなかったのではないかと思う。
何かにつけ、上の男の子に優先順位が行ってしまい、
下の子は2番目という位置づけになりがちだった。
夫は弁の立つ人で、相談者に対して否定的な対応で、
評論家のような物腰で、偉そうに誰でも批判する態度が気に入らず、
不満に思うことが少なくなかった。
そんなことから、不登校の原因は学校ではなく家庭ではないかと思う。
どう接したら良いだろう。

幼児教育研究 大原敬子先生の言葉

御主人が大口を叩いた時に、
「メディアにでも投稿したら」、と返すのは「追い込み」である。
子供は普段からこうした母親の様子をつぶさに見ているので、
学校で友達と何かあっても、母親から追い込まれることを避ける。
不登校になった際、「習い事」という身代わりを用意してしまった。
しかし、逃げている自分に子供は気が付いている。
このお子さんは今、毎日暮らしてはいても生活はしていない。
大事な核にしがみついて、何とか立とうとしているのだ。
生活改善にためにすべきことは、幾つかの約束事。
「起きる時間」「食事の時間」「1日30分、漢字と計算」。
お風呂は特に重要です、必ず肌を触れ合わせること。
何を食べたいのかも解らず、味覚が麻痺しているようなら、
濃い味のものに加え、甘いものを一品加えること。
そして定期的に学校へ行き、担任と面会しておくこと。
集団教育の中で、お子さんが透明人間化することを防いであげること。
やるべきことは山ほどある。

パーソナリティ 加藤諦三先生の言葉

お嬢さんを育てることは、自分を育てることです。
どうぞ育てて下さい。

子育てで大切なのは、親の意識では無く、親の無意識です

かくして路傍の石となる

筆者が思うに
集団の中で自分を磨く、それが学校。
家庭で確かな自分の存在が無ければ、磨くべき自分が見付からない。
不登校は、いじめと並んで集団教育が抱えるリスクであるが、
原因は学校か? 家庭か? という2択で考えると、難しい話になる。
親は学校に通っている訳ではないので、学校での真実は分からない。
同じことが学校側にも言えるので、責任のなすり合いになりやすい。
法的には、学校に通わせるのは親の側に課せられた義務なので、
それなりの努力をしなければ、担任と面会しても体制は整わないだろう。
かと云って、なにをすれば良いのか?
大原先生が仰ったように、1年半の放置は罪が重い。
その時間を使って、色々なことが出来たはずなのに。
専門家に相談するという態度が初めからあれば・・・、と思う。
父親はワイドショーの評論家らしいが、母親までが一緒になって、
「対岸の火事にのぼせる野次馬」になっていなかったか?
「自分は親である」という当事者意識は、意識ではなく無意識の中に在る。
加藤先生の指摘が、「意識はノウハウ、無意識が能力」を司る。
ということだと解釈すると、
子育ての当事者能力無き親に、方法論は無用の長物でしかない。




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