障害者だと思って、舐めたらアカンぞ! の気概

人生相談 相続
【相談者】59歳女性 夫とは死別 子供無し

15年前に長兄(独身、子供無し)が亡くなった際、
二番目の兄嫁から頼まれて相続放棄をした。
その後兄嫁との人間関係はあまり上手くいっていない。
現在生活保護に加えて、精神障害があるため、
障害年金の受給で、贅沢をしなければなんとかやって行ける。
兄の遺産の半分でも今から請求できないだろうか?
亡くなった兄は身体障害者で、私がしばしば面倒を見ていた。
小さな頃からシモの世話までして来たのに、
トンビに油揚げを持って行かれた心境だ。
長兄の遺産は、施設で貯めたお金630万円。
相続人の兄から直接言われるならまだ解るが、
兄嫁から言われるのが釈然としない、なんとかならないか?

弁護士 坂井眞先生の言葉

正式な相続放棄は、相続発生から3か月以内に手続きが必要だ。
家庭裁判所に相続放棄の申述書を提出していないのなら、
法的に相続放棄は成立していない。
単にお兄さんにFAXしただけで、
その後正式な遺産分割協議書に印鑑を押したかどうか?
15年前の事で、あまり良く憶えていないようなら、
お兄さんの所へ行って聞いてみれば良い。
もしあると言うなら、憶えていないので見せて欲しいと頼む。
そこに本当の自分の署名捺印があったら、それでおしまい。
無いなら、協議のやり直しを頼んで見るのが良い。

釈然とせぬまま過ぎた年月の清算

筆者が思うに
声からすると、人の良さそうな相談者だ。
それに対して、兄嫁というのがすっかり悪役にハマっている。
電話の話だけから、人間関係を想定するのは無理があるが、
ステークホルダーでもない兄嫁が、相続放棄を要求するのは、
やはり誰が考えても行き過ぎで、夫である次男が止めるべきだった。
それがどうしてもシャクに触って仕方が無かったのだろう。
15年という年月、もっと早く何とかならなかったのか?
というのは他人だから思うことで、
相続というのは、長い時を経て清算される、家族の絆でもある。
また、法的な専門知識が無ければ尻込みするような話でもある。
今日、弁護士にすっかり話を聞いてもらった事で、
喉に突き刺さった小骨は取れただろうか?
要は気持ちの問題だったのだと思う。


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