慰謝料請求も冷静に、感情は失敗のモト

人生相談 人生の諸問題
【相談者】62歳女性 夫70歳 息子37歳と同居

2か月前にまつ毛のパーマをかけたが、仕上がりが悪く苦情を言った。
するともう一度かけ直すと云われたが、嫌なので断った。
実は施術の翌日、目頭が赤く腫れてしまったので、病院へ行ったところ、
パーマ液が入ったためだろうという事で、薬を処方してもらった。
美容師とのメールのやり取りで、この件を伝えたところ、
通常よりも強いパーマ液を使用し、5分の所を15分かけたという。
私は憤りを感じて、慰謝料10万円を請求した。
慰謝料を払って貰えないなら、自治体の無料法律相談へ行くと言ったら、
先方の美容師は慰謝料支払いに合意した。
すると先方から突然5千円の商品券が送られて来た。
まつ毛のパーマ代が2千円、病院の領収書2千5百円を送付していたので、
併せて返金分ということで受け取ったが、慰謝料の支払いが無い。
繰り返し督促するも、無しのつぶてで、怒りが収まらない。

弁護士 塩谷崇之先生の言葉

メールでのやり取りを照らし合わせることで、
10万円の慰謝料支払いで双方合意に至っていることが客観的に証明出来れば、
後は支払い期限を明確に設定すれば良いことになる。
あなたが受けた損害は、病院での治療に関することと、
まつ毛を損傷したことによって受けた、精神的苦痛である。
それら併せて10万円の慰謝料支払いで、合意していたにも関らず、
未だに支払いを受けていない。
では、期限を決めて、「いつまでに支払って下さい」と再度請求する。
その際、期限までに支払いが無ければ、弁護士に委任する考えであることを、
出来れば書面で通知するのが望ましい。
これによって先方も、本来10万円でカタのつく話が、
下手をすると法律問題になりかねない、という危機感を持つだろう。
要はあなたの覚悟が相手方に伝わるよう、上手な文書を作成することだ。

パーソナリティ 加藤諦三先生の言葉

けしからん」という気持ちで行動すると、
「けしからん」という気持ちが強くなります。

感情が感情を増幅する心理

筆者が思うに
せっかく美しく変身するはずが、とんでもないことに・・・。
まつ毛パーマの施術代が2千円というのは、高いのか安いのか?
ネットでググってみると、5千円とか6千円位が相場ではないかと?
しかし、高い安いのモンダイではなく、「施術失敗」という現実。
これに勝る屈辱は無いのだろう。
しかも、通常より強いパーマ液で、通常より長い時間をかけてとは、
一体全体どういう意味だ! と、怒れる62歳の気持ちは解らぬでもない。
お客が若いお姉さんなら、施術者もそれなりに慎重にやったのかも・・・。
いや、失礼。
加藤先生が最後に仰った言葉は、「行動と動機」の関係である。
行動することで、その動機が強化されるという心理学のことだ。
このことは、人間は成長動機で行動すべきであり、
欠乏動機で行動してはならない、という教えに繋がっている。
詳細は加藤先生の動画を下に埋め込んでおくが、
加藤先生がこの相談にこのことを引き合いに出したのは、
「まあ、そんなにカッカしなさんなよ、いい歳をして」。
と言ったのでは、流石に失礼と判断したためだろう。



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