法律相談に見せかけた、老後の人生相談

人生相談 親子 家族
【相談者】67歳女性 夫67歳 長男38歳 次男34歳(結婚済)

長男夫婦の喧嘩について。
夫婦でお店を経営しているが、お店は順調で孫も1人出来、
何の問題も無く、母親としては幸せ過ぎるくらいだ。
ところが、7年ほど前から些細な事で夫婦喧嘩が絶えなくなった。
お嫁さんは、お店で経理をやっているので、お金を握っている。
息子が働いているのに、「もっとお金を出せ」「出さない」の、
争いとなることが多いと聞く。
5年位前から、お嫁さんから離婚の話を聞くようになった。
最近朝4時頃にお嫁さんから電話があり、もう我慢できないと言う。
ビックリしてしまい、もうどうして良いやら分からない。
主人との仲も良好で、兄弟仲も良く、全てが順調に行っていて、
私の人生には何の不安も無いんですが、
お嫁さんからいつ電話が入るかと、それにビクビクしている。
私が今日聞きたいことは、もし離婚となった時に慰謝料その他、
どういう扱いとなるかを弁護士さんに相談したい、それだけです。

弁護士 伊藤恵子先生の言葉

慰謝料というのは、離婚原因がどちらにあるかによって発生します。
両方にあるのなら、慰謝料の発生はありませんが、
それらは、あなたがお決めになる事ではありません。
養育費についてですが、親権をどちらにするかはご夫婦の判断です。
養育する側が責任を持って子供を育て、
しない側は収入に応じた養育費を支払うことになります。
何れにせよ、これは夫婦の問題であって、
貴方が口出しすることではありません。
息子さんのことは、息子さんに任せて、
貴方はフォローできるところをフォローする。
そういうスタンスで臨んで戴くのが宜しいでしょう。
弁護士として申し上げることは以上です、後は加藤先生のお話を・・・。

パーソナリティ 加藤諦三先生の言葉

お店は順調、御主人もいい人、兄弟もみんないい人、
夫婦喧嘩はあっても、電話が早朝に架かってきたのは、たったの1回。
で、貴方はなにをそんなにビクビクして居られるのですか?
一般に、「私の家は何の問題もありません」という人は、
大抵とんでもない大問題を抱えています。
貴方は大変依存心が強く、御主人やお姉さんに頼って生きています。
何事も、自分を頼りにせず、他者を頼ることで不安に怯えています。
その不安を隠すために、「なんの問題も無い」と云って目を背ける。
その不安から逃げたいがために、息子さん夫婦の問題に絡めている。
これからは、どんなに些細なことでも良いですから、
他人に頼らず、自分で意思決定をするよう、心掛けて下さい。
そうすれば自然と問題は解決に向かいます。

何の不安も無い、という人は不安で堪らない人です

アタマ隠してシリ丸出し

筆者が思うに
息子夫婦の問題にかこつけて、何を得たくて電話して来たのか?
慰謝料と養育費の話なら、早朝の電話は関係ないはず。
この人が「夜中3時」と言うから、加藤先生がそれを復唱しただけなのに、
いや、3時では無く4時であると言う。
決して天邪鬼なのではない、「何かから逃げている」と、
加藤先生はこの瞬間にそれを感じ取ったに違いない。
自分は幸せ過ぎるくらい幸せで、何の問題も一切無いと何度も言い切る。
ならば何故電話してきたのか?
息子夫婦の問題は、ダミーとして持ち出されていることの発覚を恐れ、
「実は貴方の夫婦関係の問題でしょ?」と、
加藤先生から、そこいら辺りを突かれるのを嫌い、
先回りしてそこの扉を閉め切った、というのがミエミエ。
「私は何を恐れているのだろう?」と相談したかった、が本音であろう。
そこは流石に加藤先生御専門の領域。
伊藤弁護士のムカつきが、リアルであった。


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