懲りない、反省しない、目が覚めない母親

【相談者】70歳女性 夫75歳 息子42歳 嫁40歳(子供無し)

結婚10年の息子夫婦の離婚問題について。
親が薦めた見合い結婚で、10年間事実上の仮面夫婦だったようだ。
これまで夫婦の営みも無く、家庭内別居状態だったという。
夕食だけは作ってくれるそうだが、SEXは最初から拒否されていた。
しかし最近は、洗濯をしてくれなくなり、自分でやっている。
息子は離婚して、子連れの女性と再婚したいと言っている。
最近までこんなこととは知らず、見合いをさせた側として責任を感じる。
世間並みの夫婦生活は成り立っておらず、朝食もコンビニで買っている。
そんな息子を見ると、早く離婚させて、成人した人を養子に迎えては、
などど考えてはいるが、この先独りでは淋しいかも知れない。
「最近の世の中、色んな夫婦がいるから、このままでも良い」とも言っている。
とにかく息子は軟弱な性格で、頼りないため親としても困り果てている。
大変難しい状況になってしまった、どうしたら良いだろうか?

弁護士 坂井眞先生の言葉

坂井眞弁護士

息子さんは42歳で立派な大人ですが、それでも頼りないですか?
これまで様々議論した結果、別にこのままでも良いというのが結論ですね。
息子さんが「これで良い」というなら、何故別れさせるのか?
例え軟弱な性格であっても、当人の意思決定を覆えせるわけがない。
どちらかが「別れたくない」と云っているなら裁判しか方法はありません。
協議離婚が無理なら家庭裁判所でまず調停し、それでダメなら裁判です。
それ相当の理由が無ければ、裁判所も離婚を認めません。
貴方にしてみれば、良かれと思い見合いさせた結果が不本意で、
責任を感じると言うのは解りますが、仮に別れさせることが出来たとして、
その後再婚して幸福な夫婦生活が実現できる見通しなど、全く無い。
それに、奥さんの方はどう考えているのか?
弁護士をしていると、双方の話を聞かないと判断出来ないケースが殆どだ。
朝食の件も、奥さんが作らないのではなく、
息子さんが「作らなくていいよ」と云っているのかも知れないじゃないですか。
ここは奥さんとも、上っ面の会話だけではなく、
踏み込んだ話をしてから判断されても良いのではありませんか?

パーソナリティ 今井通子さんの言葉

今井通子さん

見合いだったので、責任を感じるということでは無く、
結婚を決意したのは本人達だと考える。
事実10年間、それを受け容れて来た。
子供を作る、作らないは夫婦の話であって、横からどうこう言わない。
貴方は息子さんの話を「ウンウン」と聴いてあげれば良い。
そういうコトです、これは・・・。

恐怖! ブラックマザー 息子の人生を喰い荒らす

筆者が思うに
父親不在、母親過干渉で、息子が軟弱化・・・。
という図式が見事に浮き出た格好である。
多分息子さんは、子供の頃からこの母親に「先回り」されて育ったのだろう。
何でもかんでも先回りされて、自分の判断を試す機会を失っていた。
ことごとく母親の手出し、口出しを受け容れない限り、
この家庭では生きることすらままならなかった。
結果、成人しても母親から「軟弱息子」呼ばわりをされてしまう。
坂井弁護士も、今井通子さんも、それははっきり判っていたはずだが、
この離婚問題に際して、それを指摘しても意味が無かっただけだ。
離婚問題であるにも関わらず、相手の奥さんの話は皆無であった。
また御主人の意向はどうなのか? 見合いの時の御主人の意見は?
完全にこの母親による「ワンマン見合い」であったのか?
まったく恐ろしいオッカサンだ。
「息子の人生に責任を持つ」というウルトラ勘違いが生んだ悲劇。
話は逸れるが、よく「ワンマン経営」ということが言われる。
「ワンマン社長」は決して誉め言葉ではない。
ワンマン経営者が、ワンマンで責任を取った話など、古今東西無い。
物言わぬ従業員の犠牲の上に、それが成り立っていただけだ。
ブラックマザーの犠牲となった息子さんが、哀れでならない。

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