子供の喧嘩に親の差し出口、いつまで

【相談者】66歳男性 息子32歳(子供無し)

息子の離婚問題について。(結婚4年)
息子の嫁は些細なことで腹を立て、家に施錠して入れてくれないという。
そのため息子は仕方なくマンガ喫茶で夜を明かすことがしばしばで、
「もう嫌になった、別れたい」と云って来た。
週末には離婚の話をすると言うが、嫁は頑なに離婚を拒否。
息子のものをベランダから投げ捨てる等の暴挙に出ると言う。
以前息子から見て祖母の葬儀があった際も、息子が迎えに行く途中、
道を間違えたことに腹を立て、葬儀の途中で退席してしまった。
結婚式の際も、何かいざこざがあったようで、私は当初から心配だった。
落ち着いている時は普通の女性だが、何かトラブルがあるとブチキレる。
そういう性格に、息子も我慢ならず別れる決心をしたようだ。
嫁が離婚を拒否する理由は、世間体ではないかと聞く。
親同士の話し合いをすべく、息子に進言したが、
「喧嘩ばかりしている最中だから、返ってややこしくなる」と制止された。
先方の御両親は「少し待って欲しい」との回答であったと聞いた。
嫁が拒否する以上離婚は出来ないのか?
何か良い方策はないだろうか?

エッセイスト マドモアゼル・愛先生の言葉

マドモアゼル・愛先生

息子さんから離婚の話を聞いた時、「何かして欲しい」と頼まれましたか?
そうではなくて、お父さん御自身が心配で動いておられるのですね。
息子さんは最悪離婚という結果になった場合は、どうか理解して欲しいと、
予めお父さんに申告して置いた訳です。
離婚に至るまでの道筋は自分で着けると、だから制止されたんですね。
立派な大人の対応じゃないですか、ここはお父さん我慢しなければ・・・。
夫婦の事について、詳しい状況を知らない親が、横からあれこれ言うべきでない。
モヤモヤが残る気持ちは解りますが、どんなに落ち度があるように見えても、
夫婦で築いたものは夫婦のものですからね、見守るしかない。
お父さんとしては、息子可愛さで「あっちが悪い」ということだろうが、
それでは益々トラブルが深まってしまう。
どんな相手でも、「この人」と決めて結婚した以上、別れるにしても義がある。
別れた後に、互いの幸せを祈るような形でなければ、なかなか上手く収まらない。
その意味で、喧嘩の仲裁をする人は、損の出来る人でなければならない。
仲裁する以上、自分の身を削って相手方に差し出す覚悟が必要になる。
「こっちが正しい、悪いのはお前だ」という態度では、まず収まりなど付かない。
まずは、良く出来た息子さんに全てを任せてみる。
そしていよいよ駄目なら、次の段階としてもう一度息子さんと話をする。
そういう風に順序良く考えれば、どっしりと構えて居られるのではないでしょうか。

パーソナリティ ドリアン助川さんの言葉

ドリアン助川さん

息子さんの人生は、息子さん自身で切り拓いて行かねばなりません。
離婚という、もうへとへとになるまでエネルギーを使う難事業を、
息子さん自身の力だけで乗り切った時、
それは、以降の息子さんの人生にとって、プラスの体験になると思います。
お父さんとしては、我慢して口を出さずにいることも、
親の務めではないでしょうか?

ブチキレる嫁に、今度はお姑さんのスーパー勘違い

筆者が思うに
どちらか片方の肩を持つ立場では、喧嘩の仲裁は務まらない。
じゃあ、親同士で話し合いを・・・、というのはお父さん、えらい勘違いですわ。
結婚は、「お家とお家の盃事」、という感覚から抜け出られないのが、
「昭和の波平さん」というところであろうか。
致し方が無いという気もするが、逆の立場で考えればすぐ解ること。
お嫁さんを勝手に実家に戻して、一方的に離婚届を送り付けて来る母親など。
こういうパターンの相談は、枚挙に暇が無いくらいだ。
親の勝手な口出しは、夫婦喧嘩を「お家騒動」に拡大させてしまう。
息子が「今夜半、戦闘状態に至れり」とアナウンスしたのは、そんな為じゃない。
彼もまた、一家の主なのであって、影響の大なるを恐れたに過ぎない。
この喧嘩に割って入ることが出来るのは、弁護士さんだけだろう。
それとて所詮「お金で雇われた士業」であるから、双方で立てるしか無い。
そして家庭裁判所の調停から裁判へと、戦場は移って行く。
このラジオ番組のリスナーなら、難なくこの答えに辿り着くだろう。
それにしても、「これこれ、お止めなさい」というマドモアゼル先生の言葉は、
果たしてこのお父さんの腹に落ちただろうか?
なんか、落ちていないような気がするのだが・・・。

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