時に優しい親でなく、時に厳しい親であれ

【相談者】29歳女性 夫30歳 子供(小1女 5歳男 0か月女)

夫婦関係の悪さが、子供達にも影響しているようだ。
夫はカッとなる性格で、自分の非を認めたがらない。
子供に対してまでも、自分の正当性を主張するに当たって意固地になる。
夫婦喧嘩の際も、すぐに私の胸倉を掴むなど、暴力的行動を伴う。
そんな様子を、子供も見ているのでどうしても怯えてしまう。
結婚7年目だが、当初からこの様な喧嘩が絶えない家庭で、
離婚もかなり早い段階から考え始めていたが、
何かある度に、「パパも仕事頑張ってるし、我慢しなきゃね」と、
自分自身や、子供にも言い聞かせて今日まで来た。
しかし、最近娘の様子がおかしいことに気付き始めた。
学校の登下校時に、友人たちにいじめ、いやがらせとも受け取れる行動が、
目立つようになったと聞き、心配だ。
また親に対しても、年齢不相応な悪口雑言を吐くようになりつつある。
子供の将来のためにも、離婚した方が良いのだろうか?

エッセイスト マドモアゼル・愛先生の言葉

マドモアゼル・愛先生

どっちがいいか悪いか、という話はややこしくなるので避けるが、
旦那さんの人間としての未熟さが背景にあることは間違いなさそうだ。
報道に視る虐待死の家庭などは、部屋に子供の玩具や可愛いタオルなど、
機嫌のよい時には、きっと優しく接していたのだろうと感じる物がある。
しかし、人間は「下のレベル」で判断しなければならない。
特に子育てでは、「どんなに悪くともこれ以下は無い」という事が、
子供にとっての安心感の基準になる。
どんなに酷くとも、これ以下は無いから、例え怒りだしても、
子供は意外と平気でいられるものだ。
殊に旦那さんは実家で自営業を始めて、天下を取ったも同然の立場らしい。
となると、自分を顧みる機会は当分訪れそうにない。
子供にとっても、貴方にとっても、何も良いことなどないのに、
それでも別れられないというのは、貴方が離婚を恐れているからではないのか?
夫婦にはそれぞれ愛情を通わせる形というものがあって、
それは必ずしも一般的なパターンではなく、特異なケースが多い。
あなた方も、そのような形を見出すことが出来れば問題は解消に向かうが、
どうやら貴方も相当頑固で、ケチな人間であると拝察する。
旦那さんに愛情を与えていませんね。
実は旦那さんも、不満はそこの点だけなんじゃありませんか?
旦那さんは子供です、子供には愛情を与えなければ大人になれません。
そして貴方も、二人とも子供であった、ということではありますまいか。
私は、変なものは変だと、はっきり言うべきだという考え方だ。
その結果修羅場になったら、なった方が良いと考える。

パーソナリティ 今井通子さんの言葉

今井通子さん

3人も子供が居て、旦那は何も手伝ってくれない。
それじゃあ、思いやりも無くなりますよね。
子供が何か問題を起こした時は、「どうしたらいい?」と訊いてみる。
暴れているときは、「子供の前では真似するからダメ」と、
命令口調にならないように諭してみる。
とにかく一度ぶつかってみましょうよ。

想像すれば、未熟者の「出来ちゃった婚」

筆者が思うに
親になる資質を持たぬ者が、親となることの罪の重さを、
このサイトでは何度か紹介して来た。
このケースもその典型に当てはまる。
夫婦喧嘩も、決して潤滑油の役割を果たすものでは無く、
ひたすら我の通し合い、突っ張り合いの領域を出ず、子供同然。
それを目の当たりにする本当の子供は、それを外部に表現し始める。
「我が家はこんなにも無茶苦茶ですよ」と、世間にPRを始める。
問題は、この家庭とそこの子供だけに留まらない。
集団教育の場では、その悪影響のとばっとりを被る子供が必ず出る。
学校教員の家庭訪問で指摘を受けても、こういう親は理解に及ばない。
そしてその子が成人した頃、それが如何な悲劇かを思い知る。
きっと7年前は、「演出による幸福感」で満たされていたのだろう。
「出来ちゃった婚」など世間で当たり前。
沢山の友人達にヨイショされ、紋付き袴の若旦那は胴上げされて上機嫌。
若き新妻も、ライスシャワーに騙されて男の正体を見誤ったまま。
結婚式ビジネスの狡猾によって、
未熟者が、未熟者の自覚を持つ機会が失われる。

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