女性を 産む機械 と認識させる社会の歪み

【相談者】35歳女性 夫33歳(10ヵ月前に出逢い、半年前に入籍)

1か月前に式を挙げ、スピード結婚だったが、
その後主人の言葉がきつく、普通に考えると言ってはいけないことを云われ、
こちらも少し体調不良になってしまい、現在別居中である。
口論になる度に「離婚だ」と云われて、既に離婚届も準備したという。
こちらとしては、せっかく結婚したので何とか別れない方向で努力したいが、
こちらの体調不良にも気遣ってもらえず、現在実家に帰っている。
周囲の親族らにも心配をかけ、傷付けてしまっているので、
これからどうするのが良いか悩んでいる。
主人は私が「子供が出来ない体」であると誤解しているようで、
そのことを黙って入籍した「結婚詐欺」だと思っている。
私は「そんなことはない」と説明するが、信用してもらえず、
「子供も産めないなら、体調不良など構わず一生働け」などと言う。
今双方の親同士が話し合い、離婚という方向で進んでいるが、
当事者は互いに中途半端な気持ちである。
戻るべきかどうかを相談したい。

弁護士 大迫恵美子先生の言葉

大迫恵美子先生

話を聞いてみると、「優しそうだから結婚した」というが、
今の話が事実なら、この男性は女性と一緒に暮らすことの意義を、
何も解っていない、というか、それを真剣に考えた事も無いのではないか?
かなり幼稚な性格が伺われる。
年齢も30歳ということで、これから性格が変わるとも思えない。
「これからやり直す」ということについて、
その理由がはっきりしないのが気にかかる。
貴方が相手を好きでも、相手が貴方を好きかどうか?
これは、貴方には解らないはずですね。
ハッキリ言って失礼ですが、貴方は嘘をついて居られますね。
その嘘に貴方は気付いて居られるのではないでしょうか?
人間の性格など、改善できるものではありません。
我慢できるか、出来ないかの何れかしかないのが結婚生活です。
貴方の中で、「我慢するのが偉いこと」という観念に縛られていませんか?
普通こんなことを云う男性との生活に、我慢できる女性などいません。
貴方はこの結婚が失敗だったことを、認めたくなくて嘘をついている。
相手がどんな男性なのか? 貴方は見るべきところを間違えた。
この場合相手の性格を変えることで、改善はできません。
出来るとすれば、自分が我慢することだけです。
こんな結婚生活に一体何の意味があるでしょう?
「子供が出来ないなら要らない」という言葉には、思いやりはありません。
何かあったら「家族を守る」というのが男性の本質ですが、
「一生稼いで来い」というのは、「俺の収入をアテにするな」という意味です。
我慢に我慢を重ねて、傷付いて離婚した女性を私は何人も知っています。
今すぐならば、傷は最小で済むのではありませんか?

パーソナリティ 今井通子さんの言葉

今井通子さん

貴方の御実家の御両親が、貴方を気遣うのは当たり前のこととして、
先方の御両親までもが、「貴方のことを思うと、どうも」と云うのは、
貴方以外の全ての人が、「これは駄目だ」と感じているということです。
女性を「子供を産む機械」と捉えて、体調がすぐれなくとも構わず働け、
というような男性と一緒にいると、貴方早死にしますよ。
それでも良ければ、改善を目指すと良いでしょう。
但し、貴方の周囲の人達と、今回の相談の結果が同じであるという事を、
是非忘れないようにして下さいね。

また失敗した、どうして私は・・・

筆者が思うに
この女性は、過去について一切語ってはいないが、
多分心中では「自分の過去」に後ろ髪を引かれているのだと感じた。
過去に様々な失敗経験を重ね、もうこれ以上という焦りが招いたのではないか。
女性にとって30歳の後半にさしかかるという事は、深刻だったのだろう。
「何としても、今度こそは」という決意がこの結婚に込められていた。
しかし、その焦りが女性本来の眼力を失わせ、
またしても「不幸行きの切符」を掴んでしまった。
悪循環と云ってはあまりに気の毒かも知れないが、それも人の定め。
「婚活」という言葉は、何時頃出来たのだろうか?
私は何故がこの言葉に少々の違和感を覚えるのだが、
「就活」というのは、大学生を中心に、それまでの「受験」の延長のもの。
そのまた更に延長上に「婚活」があり、更に女性には「妊活」がある。
小学生の「お受験」に始まり、人は社会に適合するため、
次々とハードルを越えなければならない。
その行き着く果てが、「女性は出産する機械」という認識か?
世間が作った安易な造語に惑わされ、人生につまずいているだけか?
とにもかくにも、こんな「クズ男」はさっさと忘れて、
過去の自分とも決別されることを祈りたい。

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