お客様は神様か? 故三波春夫氏の後悔

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【相談者】51歳男性(独身) 父は他界 母79歳と同居

私はクレーマーである。
レストランなどを利用した際、接客サービスが悪いと感じると、
そのお店を良くしようと思うあまり、責任者を呼んで、2~3時間説教をする。
それに対して店側は、初めのうちは誠実に対応するが、
時間が経つにつれ、「従業員が何人も貴方の対応に追われ、業務に支障をきたしている」、
「善意は有り難いが、貴方の行動は業務妨害だ」と云われてしまう。
何日か置いて同じ店を訪ね、改善されていないと、また責任者を呼び文句を云う。
すると、「もううちの店には来ないで欲しい」などと言われてしまう。
私も出来ればこのようなトラブルは避けたいが、どうしても我慢出来ない。
私は会社員だが、前に勤めていた会社では、上司の言いなりになっていたが、
ある時どうしても気に入らない事があり、上司に進言したところ、
やはりトラブルになり、担当部署の責任者が仲介に入るなどしたが、
結局協調性の点に問題があるとされ、クビになってしまった。
相手が困っていても、正義感からどうしても黙っていられなくなる。
レストランなどでは、接客が悪いと「教育に時間がかかる」と言い訳され、
それなら、そのような人は雇わず、しっかりした人を使えば良いと考えてしまう。
或るカーディーラーでは、私の名前が本部に知れて、
私を全店で入店禁止にすると、本部からの通達があるとも言われた。
どうしても我慢が出来ない、押さえる方法があれば教えて欲しい。

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作家・翻訳家 三石由起子先生の言葉

三石由起子先生

所謂クレーマーと呼ばれる人たちは、自分だけが唯一正しいと感じている。
しかし、世の中には自分と正反対のことを正しいと感じる人だっている。
遊び心で、「この人は何を正しいと感じているのか?」を考えてみる。
他の人の考え方を理解できないのは、頭が悪いという事だ。
相手のことを考えれば、次第に頭が柔らかくなる。
私は幼児教育を永くやっているが、2歳児の子供を叱るのは10秒だ。
それを過ぎて長時間ダラダラと叱っても、腹が立つことが先に立つ。
もう仕事に戻りたいとか、せっかくのアドバイスが何にもならない。
せいぜい3分です。
2時間も3時間も、文句なんか聞いていられないよ。
400字詰原稿用紙で、ゆっくり話して1分ですよ、2時間なら120枚になる。
これは一編の小説に相当する、そんなに言いたいことがあるわけない。
同じことを繰り返し、何度も云っているという事です。
これは間違いなく「営業妨害」です、誰が考えても・・・。
善意と云うのは、相手に伝わってこその善意だ。
伝わらなければただの悪意に過ぎない。
だから貴方、気に入らなかったら紙に書いて出したらどう?
言葉で喋れば2時間でも、便せんだったら3枚も書けないと思いますよ。
それほど貴方は内容の無いことをしゃべっている。
それを貴方は「俺は正しい」と思っている。
怒られてる店員の気持ちを考えてみろよ、何時間も・・・。
相手の気持ちも解らないやつが、相手に気持ちを伝えられるわけがないだろ。
そんなことより日記を書けよ、日記は自分を相手にした会話だよ。
それで鍛えられるよ。
50歳過ぎたら、もっと自分の名前を惜しめよ。
名前が出回って、出入り禁止になるなど恥ずかしいと思え。

パーソナリティ 今井通子さんの言葉

今井通子さん

心理学的には、三石先生の仰っている通りだと思うけど、
生理学的に云うと、脳は充分な酸素と栄養が無ければ働かない。
レストランに行く時、貴方お腹空いていませんか?
そうであれば、一時的な低血糖であるとも考えられます。
今度から、飴玉でもしゃぶりながら行ってはどうかしら?

お客様、どうか自分に「様」を付けないで

筆者が思うに
「売り手と買い手は対等」という商取引の原則が、この国で崩れて久しい。
利益拡大のための顧客争奪戦が、過当競争を生んでいるだけなのだが、
痛い思いをするのは資本家では無く、いつも立場の弱い労働者である。
かつて年末の某公共放送恒例歌番組に出演していた歌手、三波春夫氏(2001年没)の、
「お客様は神様です」のフレーズが、独り歩きを始め、
商取引に於ける「買い手」側を神格化し、何を云っても許されるという、
「悪質クレーマー」を助長することとなった。
しかし、三波氏のオフィシャルサイトでは、今もこの誤解を指摘している。
三波氏が「神様」と言ったのは、舞台で演じる「演者」に対して、
客席の「聴衆」のことであり、商店や飲食店の利用客のことでは無い。
何時の間にかマーケティングの「顧客サービス」に、この言葉が勝手に乗せられて、
職場の朝礼などで、全従業員にこれを復唱させるなど、
企業経営の在り方までも歪められ、今日の「ブラック云々・・・」の起源となる。
よって顧客を失いたくない経営側は、クレーマー対策には消極的である。
結果としてもたらされたのは、現代の「うつ病社会」である。
さて、この「クレーマー男」であるが、かなり甘ったれている。
商取引における「弱者」を相手取った「恫喝行為」であり、「迷惑行為」だが、
そうした弱い者いじめを、「自分で自分を抑えられない」と云うなら、
例え大の大人であっても、社会に出ることを許さない。
社会の原理原則を知らず、小学生並みの言い訳をするような人物を、
断じて一人前の大人とは認めない、ということに尽きると思う。

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