不登校の訳を知る 集団教育の光と影

スポンサーリンク

【相談者】41歳女性 夫42歳 長男14歳 次男13歳 長女9歳

中学2年生の息子について。
最近学校へ行けなくなってしまった。
ちょくちょく休みがちではあったが、体調を崩して医師の診断を受けると、
「サイコプラズマ」ではないかと云われ、止む無く欠席させていたが、
それきり症状が良くなっても、登校しなくなってしまった。
小さい頃から喘息気味であったが、多分それは関係ないと思う。
悩みがあるとすれば、勉強について行けない事ではないかと思う。
本人は「一生懸命やっているのに、評価が上がらない」と嘆いていた。
主人は、仕事の関係で週末しか帰らないが、
「勉強が駄目なら、得意なスポーツで頑張ってはどうか?」と云っていた。
今勉強が出来なくとも、何れ社会に出れば仕事で挽回できるし、
勉強はしようと思えばいつでもできる。
でも学校だけは行った方が良い、という点で私も主人も同意見である。
今日は主人が心配して、職場から帰って来たが、
それがプレッシャーだったのか、家を出てしまった。
何とか連絡を取って、もうすぐ帰ってくるとは思うが、心配だ。
やはり「勉強しろ」というべきなのか?
それともそこには触れずに黙っているべきか? 正直対応が判らない。

スポンサーリンク
任意売却 競売版

幼児教育研究 大原敬子先生の言葉

大原敬子先生

この子は自分の能力に対する、辛辣な評価を恐れています。
そもそも学校へ行くのは成績を上げるためですが、
学校へ行っても成績が上がらない自分と、行かないから上がらない自分、
どちらを選ぶでしょうか? これは所属意識の問題であり、当然後者です。
中学校というのは、実は3年生の夏までは、楽にしていて大丈夫なんです。
なのに、お母さんは目先の事しか考えない。
この子はお母さんが好きなんです、そのお母さんの期待に沿えないのが苦しい。
今日はお父さんが帰って来て、もうすぐその子も帰って来ますね。
そしたら、美味しいものを作っておいて、迎え入れてあげるんです。
子供は何か食べているときは、素直に心を開きます。
「美味しければまた明日作ってあげる」と言い、
その流れで「明日学校は?」と尋ねるんです。
くれぐれも、「行くの? いかないの?」ではなくて、「どうする?」です。
「行かないよ」と云ったら、「そうか、でも電話1本で帰って来てくれた」、
「あなたはやはり私の子だ、良かった」、と云ってやる。
それで間違いなくこの「問題児」は明日学校へ行くはずです。
これは親子の繋がりの「最後の1本」です。
それだけ貴方はこの子を苦しめてしまった。
とても良い子だと思いますので、どうか私の言葉を信じて、
「帰ってきてくれて、お母さんは嬉しい」と必ず云ってあげて下さい。

パーソナリティ 勝野洋さんの言葉

勝野洋さん

私も一言宜しいでしょうか?
私も息子もそうだったんですが、
母親と云うのは本当に大切で、この子も貴方を大変愛しているようです。
お母さんに振り向いて欲しい、でもお母さんを傷付けたくない。
この年齢の子供は、こうした葛藤の中で生きています。
この葛藤が無ければ、逆に人としての成長も望めません。
ですから、あんまり「どうしよう、どうしよう」とうろたえずに、
お母さんは、どっしりとした母なる大地ですから、
どうか両手で沢山の愛情を汲んであげて下さい、それからオムライスも。

母なる大地が揺れて叫ぶ 「勉強しろっ!」

筆者が思うに
「劣等感は、勉強することで克服するしかない」、という勘違いが在る。
元来深刻な劣等感は、幼児体験に基づいている。
そんなものが、「勉強」などという上っ面のことで解消するはずがない。
中学生という多感な時期に、親から独立するための葛藤とは別に、
劣等感から来る漠然とした「自己無価値感」の葛藤も加わって、
生きるためのエネルギーは、それらによって激しく消耗する。
そのため、深刻な劣等感を持つ子供の、極端な学習成績不振は、
劣等感の原因では無く、結果であるという事が間違われやすい。
それの解らぬ「鬼ババア」が、毎日「勉強しろっ」とけしかける。
カラスの鳴かない日はあっても、この叫びが聞こえない日は無い。
というくらい、この勘違いは子供に深刻なダメージを与えてしまう。
正しい「勉強法」は、「夢や希望」を持たせることに尽きる。
とはいえ、このご時世ではなかなか夢など見てもいられそうにないが、
少なくとも、それを持ちやすい家庭環境を作ってやることが重要だ。
母の作る「オムライス」に、夢と希望を沢山入れてあげるのだ。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
交通事故被害なら【ふづき法律事務所】