遠く離れていることが、幸せなのかも知れない

【相談者】68歳女性 夫は他界 息子43歳は近くに居住

1年半くらい前に、息子の嫁(35歳)が子供(5歳)を怒る際に、
叩いたり、つねったり、耳を引っ張ったりするところを発見した。
私が居る前でも、ほっぺたをつねって、子供は手で頬を押さえ、
じっと我慢している様子だった。
子供が「抱っこ」を求めても、きちんと抱っこしてやらずに、
首に両手を回させて、自分は手を後ろに回してぶら下がらせていた。
私が「ちゃんと抱いてあげなさい」と注意すると、
嫁はむくれたように、子供を椅子に放り出してしまった。
どうやら、私から何か言われるのが気に入らないらしい。
息子に相談して、息子から注意して貰ったが、
「そんなことはありませんよ」と云ってとぼけられてしまう。
息子はまだ、嫁のそのような行動を見ていない。
「一日一度は子供を抱きしめてあげなさい」と私が云うと、
子供の首を絞める仕草までして見せる。
何を云っても素直には聞き入れず、反発ばかりしてくる。
「あの嫁さんは、母親の愛情を知らずに育ったから、子育ては無理」。
という噂も聞いたことがあるが、実際に母親になった以上、
私達はどのような姿勢で、この嫁と向き合ったら良いものか?

弁護士 中川潤先生の言葉

世間で言う「児童虐待」に相当するような暴力に、
日常的に曝されているのでは無いですよね。
子供が怪我を負ったり、また最悪命に係わるようなことでないなら、
おばあちゃんとしての、姿勢を確認した方が良いですね。
母親がそんな調子なら、おばあちゃんの優しさは貴重なものです。
なんでもかんでも言う事を聞いてあげる、というのではマズイですが、
「おばあちゃんは優しい」というイメージを持たせる事。
それが子供にとっては、万一の際の逃げ場になる。
それ以外は、心配だろうけど息子さん夫婦に任せるしかない。
貴方が何か立ち入ったことを一言云う度、それが子供に跳ね返る。
そうならないように、適度な距離を置くしかない。

パーソナリティ 加藤諦三先生の言葉

加藤諦三先生

貴方も御苦労なさっているのだろうけど、
ここでお嫁さんの「独占欲」は大事にしてやらなきゃいけません。
息子さんとは腹を割って、よく話をする必要がありますが、
大事なのは「貴方が居る時のお嫁さんと、居ない時のお嫁さんは違う」。
ということを解って貰う。
その際決して「二人でお嫁さんをいじめる」という図式にならないこと。
多分欲求不満が強い人なんだと思います。
人間というのは、攻撃性を最も向けやすい所に向けるものです。
もし貴方がお嫁さんから攻撃を受けたとしたら、
その分だけ、お孫さんが攻撃に曝されるのを免れている、と自覚する。
これは本当に大変な事と思いますが、
人は誰でもそれぞれにメンツがありますから、そこに気を付けて、
どうか頑張ってみて下さい。

人間関係の悩みが、多くの悩みの中心です

嫁から視れば「嫁いびり」

筆者が思うに
「児童虐待」の問題かと思い、少々ぞっとしたが、
話を聞くと、どうやらこれは「嫁姑問題」が化けたものであるようだ。
近くに住む姑が、何かと小言を云いに来るのが、ストレスの嫁さん。
しかし当の姑さんは、「私は親切で・・・」という「つもり」なのが怖い。
取り分け孫が生まれてからは、「親切なおせっかい」がエスカレート。
首を絞める仕草とは、まさにそれに対する警告のポーズなのか?
どちらも「つもり」であることが、問題を複雑化させてしまう。
孫可愛さのあまり、「親切のつもり」で「嫁いびり」。
ストレスのあまり、「警告のつもり」で「児童虐待」。
子供が安心して成長するために、もうお祖母ちゃんは撤退してはどうか?
10年我慢して高校生にでもなったら、もう確執は無いだろう。
「とんでもない、可愛い盛りに、それにこっちは78歳になってしまう」。
ということで、これは本当に難題だ。
家が近く、何かと便利であると思われがちだが、
それが最大の落とし穴であった。

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