自分は自分を騙し切れない、清算する時が来た

【相談者】54歳女性 夫62歳 長男30歳 長女27歳(2人は女性の連れ子)

以前から10年位同居していた主人と、去年籍を入れた。
ところが、最近喧嘩が絶えない。
主人は今、週に3日しかパートで働いていない。
「お前は女として最低だ」などと、誹謗するようなメールが入る。
それが週に数回口論に発展するようになった。
また別件だが、別の女から主人にメールが来るようになり、
口喧嘩の後で、主人がこの女に電話するような感じになっている。
互いに好きで同居し始めたはずが、喧嘩が絶えないようになってしまい、
加えて不倫問題が浮上して来たことで、ショックを受けている。
出来れば離婚はしたくないのだが、気持ちが整理できない。
今後の身の振り方についてアドバイスが欲しい。

弁護士 大迫恵美子先生の言葉

大迫恵美子先生

どうやら貴方は、御自分に対して正直ではないようだ。
御主人に依存しながらも、浮気に対して傷付いている。
その「傷付いている」という事実を御主人に伝えられていませんね。
言い方を変えれば、上手に甘えることが出来ていない。
内心で怒りを感じながら、表面では平静を装っている。
男性に甘えるには、確かに御機嫌をとるのが最も手っ取り早い。
しかし、これはもう相手の女性と関係が出来ていますね。
ですから、貴方が今後我慢して行けるのかどうかが全てでしょう。
なんでこんな男のために私が御機嫌を取り続けるのかと、
不満に想うなら別れれば良いし、
そうでなければ、このまま一緒に居れば良いというだけだ。
離婚となった場合、籍を入れていなくとも、
10年間互いの稼ぎを出し合って、生活して来たわけですから、
預貯金などの名義に関わらず、共同財産として分け合うことになるでしょう。
また不貞関係については、認めていないし証拠も無いようだと難しい。
いずれにせよ、本人同士では無理、調停が良いでしょう。

パーソナリティ 加藤諦三先生の言葉

加藤諦三先生

貴方はこのまま相談を続けていると、
夜中になったって、おんなじことを云っていることになります。
貴方の側で、なんらの意思決定も出来ていない。
貴方は幼い頃、親に甘えたことがありませんね。
そのために、甘えの欲求が物凄く強い。
御主人に「女が出て来た」というのは、不満の口実であって、
貴方は誰と一緒に居たって不満になります。
ですから、誰か一人を選ぶしかありません。
実際の自分を認め、受け容れることで、
貴方の中に、これまでにないエネルギーが沸いてきます。
問題は年齢ではなく、依存心による不満ですから、
それを認めることで、全ては解決します。
貴方の未来は、明るいと言って良いでしょう。

自分を受け容れられずに、どうして他人を・・・

筆者が思うに
前の御主人とは、どんないきさつで別れたのかは触れられていない。
しかし、10年間の同棲生活から転じて籍を入れた途端の波乱。
表面的にはそのように映るのだが、実際は少し違う。
まずは二人の子供を立派に成人させて、世に送り出した。
親としての重責を果たし終えたその後で、
いよいよ問題の核心が浮き彫りになって来た。
というのが、この相談の本質である。
一般人にはかなり判りずらい内容だが、頻出のテーマでもある。
やはり根源は「生い立ち」にあったようだ。
人間が本来持って生まれた器を、充分に満たしきれずに成人した。
このことが、相談者の人格を形成する上でのハードルとなった。
「この歳になってからでも超えられるのか?」ではなく、
「超えられなかった」という事実をありのまま認めよ。
認めることで、満たされぬ不満から解放される、という意味である。
籍を入れる入れないは、社会的な体裁に過ぎず、どうでも良かった。
そもそもの依存心が満たされていなかっただけだった。

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