変われるきっかけが欲しい、何でも良いから欲しい

【相談者】59歳女性 夫60歳(自営業) 長男36歳 次男34歳 三男28歳

三男が「働くのが嫌だ」と云って家に居て、困っている。
これまでパチンコ屋や、土木関係など短期の仕事を繰り返していたが、
どれも長続きしなかった。
一時夫の自営業も手伝ったが、従業員と喧嘩をして辞めてしまった。
子供の頃は真面目で、コツコツやるタイプだったが、
友人関係などは、自分から入って行く方ではなかった。
高校卒業後は、家具職人を目指す造形デザインの専門学校に入ったが、
「家具職人は奥が深く、自分に向いていない」と云って就職しなかった。
以前から働きたくないと云ってはいたが、最近になって、
「一生涯働くのは嫌だ」と宣言されてしまった。
人生をどうやって生きてゆくのか? 親はいつまで健在でいない等も言ったが、
黙りこくって無視されてしまう。
現在、食費光熱費、通信費等は全て親がかりで、
小遣いは渡していないが、タバコは私の物を盗んで勝手に吸っている。
今後仕事をさせるように仕向けるには、どう接したら良いだろう?

メンタルトレーナー 田中ウルヴェ京先生の言葉

田中ウルヴェ京先生

メンタルトレーニングというのは、
本人からの相談を受けてアドバイスするものです。
今回のように、お母さまへ代わりにアドバイスするものではないのですが、
三男さんの場合「自信が無い」のではなく「自信を持ちたくない」状態、
と思われますので、こうした場合の接し方について客観的に申し上げます。
彼が家でしたことのうち、何かひとつ小さなことを認めてあげることです。
甘えを避けるために、決して誉めては駄目なのですが、
認めることで、「小さな自分が他人に与える良い影響」を自覚して貰うのです。
働くことは、喧嘩することではなく、他人に影響を与えることですから、
少しずつでも、自分に出来る事、出来たことを感じ取って貰う事が大切です。
その積み重ねが、何時か「働く意欲」に結びついてくるはずです。
少し抽象的で難しいかも知れませんが、やってみて下さい。

パーソナリティ 今井通子さんの言葉

今井通子さん

お父さんは「嫌々では長続きしないので、暫く放っとけ」で、
お母さんは「働け、働け」で、田中先生のアドバイスはその中間です。
犬の世話でも何でも、何かやっているなら希望は持てそうですね。
あまり褒めそやすと、それで良いと勘違いされますから、
何かひとつでもやって貰えれば助かるのだという、そこの加減で、
「働くことは、人の役に立つこと」と感じる様になれば良いですね。

カスミを吸って生きてやる! ニート宣言

筆者が思うに
「ニート川柳」というのがある、これが結構笑えるのである。
「母パート、妹デート、俺ニート」というように、駄洒落ではあっても面白い。
相談に登場する三男さんだが、よほど「働くのが嫌」になったに違いない。
職歴を数えればキリが無いようだが、どれもホンキになれなかった。
ひたすら疲れるか、ひたすら退屈か、ひたすら面白く無い。
仕事をそんな風に捉える機会しか与えられなかったことが、不幸である。
筆者が28歳の頃は、車は欲しいわ、旅行は行きたいわ、
他に欲しいものがいくらでもあって、バブル景気で高収入を得ていたとはいえ、
やはりお金というのは、いくらあっても足らないものであると感じていた。
それに引き換え昨今の若いモンは・・・、などとは言うまい、時代が違う。
ニートには2種類ある、働きたくない派と、働きたいけど口が無い派。
相談は前者とするのが正しいのか? そこがかなり怪しいと思うのだ。
失敗続きの就業に、怖れをなしてしまったでは無かろうか?
高い専門性を伴ったコンサルティングが必要なのではないか?
この危機を乗り越えれば、自分がその「コンサルタント」になれるかも。
身につまされる川柳がある、「何故だろう、家にいるのに帰りたい」。

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