他人がこれほど悩んでいるときに

人生相談 親子 家族
【相談者】34才男性 妻34才 子供8才5才2才

母方の祖父92才の介護について。
両親は離婚、母は10年前に亡くなっている。
母親は1人っ子で、養子として祖父の籍に入ったが、
亡くなる前に協議離縁で籍を抜いている。
転勤のため、今は家族ごと遠くに住んでいる。
自分にも子供がいて、これから大変であるが、
血の繋がりもない祖父を扶養しなければならないのか。
甥っ子たちは、直系であった自分がすべきだと言っている。

弁護士 高中正彦先生の言葉

民法877条 直系血族の扶養義務の問題。
裁判所は必要と認めれば三親等まで扶養義務を負わせることが出来る。
そこで、相談者のお母さんは既に離縁して、
養子縁組を解消している以上、あなたはとっくにアカの他人です。
よって扶養義務などあろうはずがありません。
とすれば、問題になるのは甥っ子姪っ子さんたちですが、
この人たちが、責任を押し付け合った挙句、あなたを指名するのは、
いくらなんでも身勝手に過ぎます。
認められませんのでご安心下さい。
では、一体誰が裁判を申し立てるかと言えば、
少なくともあなたじゃない。
あなたは、アカの他人ながら、こうして相談までして来たのだから、
それだけで見上げたものです、もうそれで充分でしょう。

押し付け合いに負けそうな時

筆者が思うに
法律知識の問題なのか、それとも人間性の問題か?
要するに相談者は「人の良さ」に付け込まれているように感じます。
本当はなんの義務も無いのに、人の良さで押し付けられる。
介護に限らず、また家族親族間の問題以外にも見られますよね。
あからさまに損をさせられて、それでもニコニコしている人。
加藤諦三先生などは、こうした人間関係に警鐘を鳴らしています。
骨の髄までしゃぶられてから気付いても遅い、
早くそんな関係を断ち切りなさい、と言っておられます。
「断ち切る」というのがまた苦手なんでしょうね、こういう人は。
好かれるけど損をする、得するけど嫌われる、
一体どちらが賢い生き方なんだろう。(゜-゜)


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