生きている限り必ずまた会える

【相談者】50歳女性(5年前離婚) 長女20歳 80代母と同居

長女の外泊について。
以前から外泊することがあったが、1ヵ月くらい前からそれが顕著になった。
長女は現在夜の務めをしているが、外泊が1週間を超えるようになった。
3年前から私と口を利かなくなったので、どうしたのかと思っていた。
確かにその頃から、悪い人間関係が出来て非行に走る傾向がみられてはいた。
夜の務めに入る際、私も仕事を始めたばかりで娘を気に掛ける余裕が無く、
いつまで繋ぎ止めている訳にも行かず、そのままになってしまった。
娘は今2週間に1度程度、郵便物の確認に来る程度になってしまった。
外泊の訳を聞いても応えてくれず、私が契約した携帯も解約されてしまった。
云いにくいことであるが、娘は3年前体に大きな刺青を入れた。
なので多分その筋の人との付き合いがあるのだと思う。
私は母親として、どうしたら良いのだろうか?

作家・翻訳家 三石由起子先生の言葉

三石由起子先生

今は何を云っても無駄であると感じる。
年齢かからして、親とは価値観が全く違う。
恋愛対象の男と母親では、恋愛対象の方が圧倒的に強い。
今2週間に1度くらいのペースで、
半ば母親との共同生活的な形になっている。
ここで、毅然とした態度を取るのも一つの愛情かと思うが、
「不愉快だから来ないでくれ」と娘に言えますか?
「ここはお母さんが賃料を払っている家だ」、
「2週間に一度使用するならその分の家賃を入れなさい」。
「家賃も払わずに、自分の家のような顔をして帰ってくるのは止して欲しい」と。
基本的にこの年代の娘は、母親のことを舐めている。
「それでも、たまには顔くらい見たいだろう」と踏んでいるのではないか?
携帯電話も、貴方が契約したものを貴方が解約するのでなく、
娘の側で解約したのでしょ? その意味ではもう向うは自立しています。
縁を切ると云っても、今ここで「完全に」という意味では無いが、
中途半端な事がいちばんいけない、体に入れた刺青は一生取れないのだから、
今毅然とした態度を1回取っておかないと、この先が怖いですよ。
何時どんな関係で、誰が何を云って来るか分からない。
だから、「2週間に1度来るなら、家賃を半分払え」、
「さもなければ、荷物は全て持ってここから出て行け」と、云わなければ。
娘はもう20歳です、成人です。
貴方は自分を守ることも考えなさい、これまでの人生、これからの人生がある。
娘はこれから自分で立ち直る機会だってあるかも知れない。
今は何を云っても無駄。
貴方は保身を考える、これも愛情の示し方だ。

娘は違う世界へ、でもきっと帰って来る

筆者が思うに
まるで崖から転がり堕ちる様に、娘は堕ちて行ってしまった。
母としては断腸の思いに違いない。
娘が多感な年頃に訳あっての離婚、その2年後には娘の背中に大きな「彫り物」。
「絵に描いたような」というと誠に失礼だが、相談者は充分自覚しているようだ。
母にとっては夫であるが、娘にとっては父である。
家族の離散という、最も悲しむべき事態が思春期の娘を破壊した。
もはや「その世界」に通じてしまった以上、叩き出すしかないだろう。
三石先生の仰るように、人生はまだ先がある。
80歳代の母親にとっても、相談者は大切な娘である。
当分長女の事は忘れて、80歳を超えた母の人生に寄り添ってやるのが良いだろう。
万一不穏な動きがあれば、いち早く守備に入れるよう、
マル暴専門の法律事務所などの所在を、下調べしておかねばならない。
自分のお腹を痛めて生んだ子が、今や「民暴」対策の対象になってしまった。
これも人生だ。
「娘はいつか母の下に帰って来る」、それを信じよう。

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