父との確執を、母の人生に投影させないために

【相談者】32歳男性 【家族構成】父64歳 母61歳 兄34歳

偶然だが、父に関する不倫の事実を掴んでしまった。
父に頼まれて、片付けをしていたところ、
父のPCから不貞の事実を示す画像データが複数見付かった。
データの日付は4年前から3年前にかけてで、それ以降のものは見つかっていない。
父は昔から亭主関白を決め込み、母の自由を奪って来た。
私はそんな父の身勝手が許せず、母と別れさせようと考えた。
母の今後の人生のために、父から慰謝料を取ってやりたいと思った。
しかし一方で、そんなことが果たして上手く行くかどうかが気懸りだ。
このまま放置するのが良いのか?
それともこの事を母に言うべきなのか、悩んでいる。

精神科医 高橋龍太郎先生の言葉

高橋龍太郎先生

まだ誰もそのことは知らないのですね。
写真は確実に不倫と決め込んで良いのですか?
もしかしたら只の友人とのスナップ写真程度のものでは無いですか?
屋外で並んで立っているようなものでは無く、
何処かのお店で、酔った勢いのような感じでもない。
明らかに不倫相手の自宅で、2人裸になってというものですか。
写真に写っている女性は、皆同一人物なのですね。
ならば、お母さんに言うのはもっての外。
そんなことしたら、大変なことになりますよ。
まず、貴方からお父さんに「これは何だ」と事情を確認しましょう。
そして、事実関係を認めたら、「今後おふくろを大事にするか?」と確認する。
それでOKなら、黙っていても良いのではないでしょうか。
別れると云っても、今更お母さんにとっては大変なことですよ。
経済的な問題だけでなく、心理的にも相当しんどいことになります。
そこにまず配慮の必要がありそうです。

パーソナリティ ドリアン助川さんの言葉

ドリアン助川さん

今もまだ続いているのかどうか?
そこが大切なところだと思いますが、
まずはやはり、「男同士」の話とするべきでしょう。
その際はどうぞ冷静にね、ちゃんと御飯食べてね。

潜在的な自分の感情に、気付かなくてはいけない

筆者が思うに
父親に愛人が居たという事実が分かったところで、
それほどの衝撃を受けるような年齢でも無さそうである。
これは多分、本人も気付いていない父への感情があるのではないか?
幼い頃から父親が嫌いで、その感情が母への過剰な憐れみにすり替わる。
こんなことは、珍しくないと思うのだが。
すると、母を父から取り上げることを以て、復讐とすることになる。
ところが、母の人生はやはり母のものである。
息子が勝手に手を突っ込んで掻き回すことは、しない方が良い。
逆の立場に立ってみれば、十分それは理解可能なはずである。
もし母親のその後の人生を、背負って立つほどの覚悟があればまた別であるが、
逡巡して人生相談に委ねるようなら、止めた方が無難であろう。
それより、父親との直接会話で、父親がどんな態度を示すかで、
父親のこの男性に対する姿勢と、父親の真の人格を把握することが出来る。
まずはそのための「修羅場」と腹を括った方が良いだろう。

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