高齢化社会に見つけた、新たな落とし穴

【相談者】68歳 独身男性 独り暮らし

結婚相談所で見合いをし、結婚することになった。
交際を始めると、相手の女性(65歳)から金の無心をされるようになった。
生活費などの他、事故を起こしたので示談金が必要などと言って、
最初に30万、今では累積して1354万円になってしまった。
途中から証文を取るようにしたのだが、不本意な気持ちがある。
交際を始めてから約1週間で、最初の要求があった。
おかしいとは思ったが、この女性と別れたら独りぼっちになってしまう。
そんな寂しさからズルズルと、このような深みにはまってしまった。
いずれこっちに引っ越して来ると云うが、
現在はまだサラ金に残債があるので、もう少し待って欲しいと言われている。
嘘だという事は薄々感じているが、貸したお金をキチンと返して貰うか、
さもなくばちゃんと結婚して貰うか、どうすれば良いだろうか?

弁護士 中川潤先生の言葉

さっき加藤先生がサラッと仰ったが、
アンタ鴨だよ、カモ、いいカネヅルになっている。
お金を返して貰うか? そうでなければ結婚して貰うか? というけど、
後者の選択肢はまったくナンセンスだと思うよ。
頼めば結婚してくれるかも知れないけど、後の貯えも全部食い潰されるよ。
借用証文を取った分の500万も、多分帰って来ないと思う。
因みに、1354万が全て返って来ず、藻屑と消えたとしても、
貴方独り、残りの貯えで何とかやってゆけると云うのなら、
わざわざカネかけて弁護士雇って、裁判起こして勝訴したとしても、
お金の回収まではやってくれません。
相手の資産を調べて、差し押さえてと云う風にやらないとね。
ですから現実的に、私からすればビックリの金額ではあるが、
この際スッパリと諦めるのが、最も賢明なことでは無いかと・・・。
そうしないと、結婚と云う流れの中で、互いに老々の身を寄せて、
余生を温め合う・・・、などと考えていると、
残りのストックまで全部吸い取られて、貴方は裸で野っ原に放り出される。
これは、確実なことなのであります。
えげつない言い方だが、アンタ騙されてます!
もうそんな女とは、きっぱり手を切らないととんでもないことになるよ。
あんたから見て、魅力的な女性なんだろうけど、
その魅力は全部嘘のカタマリだ。
自分の老後を破滅させないために、勇気を持って縁を切りなさい。

パーソナリティ 加藤諦三先生の言葉

貴方寂しかったんだねえ・・・。
無理もないよね、だってずっと独りで生きて来たんだもん。
それで、次から次へと、言われるままにお金を渡してしまったんだね。
いいカモだったよねえ・・・。
最初に30万貸してくれって言って来た時の、相手の本心は読めましたか?
「軒を貸して、母屋を取られる」という格言があります。
その女は、初めから貴方の全資産を狙っていたのです。
いいですね、もう会っちゃ駄目ですよ。

軒を貸してくれ、と云って来た人は、その時既に母屋を狙っています

「結婚詐欺」ではなく「老々詐欺」か?

筆者が思うに
一事を以て万事を測るのは良くないことだが、
女というのはとても狡猾な生き物である。
特に還暦を過ぎた女は、
その半世紀を超える人生から得た、ありとあらゆるリソースを全て動員し、
鴨の血肉を料理する。
巷では若い犯罪者集団が、高齢者を騙す「ナントカ詐欺」に注意喚起されているが、
こういうケースは、エアポケットなのかも知れない。
民間の「結婚相談所」なる所に、その「寄生虫」は素知らぬ顔でアミを張っている。
一般に、結婚をチラつかせて金品を騙し取る手口を「結婚詐欺」と云うが、
本件の場合、相手の女は行方をくらました訳では無いので、
刑法の詐欺罪で立件するのは不可能であろう。
しかし騙そうとする意図があった事は、状況から見て明らかであり、
これは立派な詐欺である。
この女がもし外国人だったら、更に厄介なことになったであろう。
何回か男女の関係を持ち、婚姻届けにサインまでして、
そのままカネを持って出国されてしまったら、もう一巻の終わりである。
数千万円の金は、新興国なら家族を丸々養い続けるに充分な資産となる。
風俗などで働くより遥かに楽だし、「お得」である、全く恐ろしい話だ。

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