「親が子供に甘える」親子の役割逆転

人生相談 子育て 教育
【相談者】41歳女性 夫41歳 娘13歳

中1の娘から拒絶されている。
4か月前に夫側から離婚したいと申し出があり、
その際に娘から「父と暮らしたい」との意思表示があった。
自分と暮らすよう説得を続けたが、
説得すればするほど拒否反応が強まっていった。
とうとう胸ぐらを掴みビンタを張ってしまった。
その後学校を通じて、もう家には帰りたくないと伝えられ、
今は児童相談所に居る。
夫とは以前から夫婦喧嘩があり、
7年前も近所とのトラブルから警察沙汰となり、
夫が相談者の実家に面白おかしくその話をしたため
今では実家の両親との関係も冷えてしまった。
そんな夫が許せず、
また母親である自分を選んでくれない娘にも失望している。
なんとか娘の心を繋ぎ止めたいが、
児相も私のことを警戒しているようだ。
自分を拒絶する娘の心を、
如何にしたら溶かすことが出来るだろうか。

心理療法研究 最上雄基先生の言葉

あなたはこの家では、奥さんで有りお母さんだ。
でもあなたは御主人と娘さんを相手に、自分が「娘」になっている。
昔、御両親から厳しく接しられていたとしても、もう関係ない。
あなたは既に独立して、自分の家に居るのに、
まだ親の「いい子」をやってる。
あなたが求めて、娘さんが受け容れる、という図式になっている。
ということは、あなたが自分の立場を間違っているということ。
どうも口調が変だと思って聴いていましたが、
娘さん相手に「~して頂ける」って何ですか?
あなたが娘さんに安心感を与えられていないから、娘さんは不安です。
例え自分の子供であっても、別人格であることを考えれば、
「自分が良いと思っていること」を相手も「良いと思っている」かどうか、
そうとは限らないという感覚が欠落している。
だから、私は一生懸命やったのに、という「報われない感」となる。
誰も分かってくれないと、腹が立つのは御主人や娘さんのせいではなく、
頼まれても居ない「良い子」の仮面を脱ごうとしない、あなたが悪い。
感情を形で捻じ伏せず、相手の心を視る様にしてやって下さい。

パーソナリティ 加藤諦三先生の言葉

あなたは与えているつもりで、実は奪っていたのです。
それは、あなたが子供の頃にされていた事に対する復讐です。
される方は、たまったものではありません。
「生まなきゃ良かった」は、良く云うんですよ。
成長できない環境で育ったにも関らず、親になってしまった人は、
本当に酷いことを云うものです。
あなたはこれからしっかりと自分を見つめ、
愛情飢餓の環境で生きて来た自分が、親として、
子供を育てて行くのは、果たして適切かどうか?
しっかり考えて判断して下さい。

拒絶されて初めて解る、私は母では無かったと

筆者が思うに
暫くは、自問自答の日々が続くのではないだろうか。
本当に母親になり切れていたのか?
娘の人格を尊重する態度はあったのか?
元はと言えば、この母親は被害者であるが、娘に対しては加害者。
なんら刑法上の罪を犯した訳ではないのだが、
刑務所に服役すると同等か、それ以上の葛藤の日々が待っている。
親でないものが、親になったことに対する罪を、
これからの人生で償わなければならない。


【人生相談】「私を母にして下さい」と…




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