離婚後の養育費、無し崩しの悔しさ

人生相談 浮気 離婚
【相談者】42才女性 長男19才(就職し独立) 次男16才 元夫45才

12年前、調停離婚し養育費(子供1人分3万円/月)を、
子供が成人するまで受け取ると定められていたが、
最初の3か月は貰えたものの、その後は貰えていない。
離婚原因は夫が3年無職が続いた事と、浮気と借金。
督促しても「お金がない」とか「体調が悪い」とか言い訳ばかり。
自営業でなんとかギリギリのやりくりをして来たが、
気が付くと自分の年金さえ払えておらず、将来が不安である。
調停書通りの請求を過去の分までなんとか請求手段はないものか?
元夫は現在働いているのかどうか、友人に尋ねても良く判らず、
再婚し子供を2人もうけ実家に住んでいる、
割と裕福な家だと聞いている。

弁護士 坂井眞先生の言葉

調停調書で養育費月々1人3万円、2人だったら6万円と、
10年分でも720万に達するが、
調書で定められているなら、当然貰う権利があるが、
「貰える」という話と、「取れる」という事は別の話だ。
どんな権利にも時効というものがあって、この場合は10年。
従って、10年前まで遡って払いなさい、ということは言える。
但し、過去に給与を差し押さえようとしたが、実現しなかった。
このようなことが、今回についてもあり得る。
そこで、別れた御主人に現在どのような資産があるかを調べる必要がある。
仕事が不安定で、給与債権の差し押さえは難しそうだが、
割と裕福そうな実家に戻っているなら、相続財産があるのではないか?
土地、建物などの不動産について、法務局で登記簿謄本を入手すれば、
誰が相続したかがすぐ判る。
その他預貯金などの資産があれば、それも押さえられる。
これらの実務は、実際素人では無理なので、
地元の弁護士会や、自治体の法律相談などを利用すると良い。

このままケツを拭かれてたまるか

筆者が思うに
個人情報保護について、ストイックなご時世であるが、
不思議なことに、土地や建物の所有者や、債権者(抵当権)など、
法務局へ行けば、たちどころに検索できる。
不動産会社のオフィスには、専用端末まであると聞いたことがあるが、
なるほど、「売ってください」のDMが正確に所有者のところへ来る。
そのため不動産を持つということは、差し押さえ可能資産を持つ、
ということとイコールでもある。
しかし預貯金となると、そうはいかないはずだが、どうするのか?
弁護士や司法書士なら、職権で個人名義の預貯金に関する資料の提出を、
金融機関に求めることが出来るのか?
多分そんなことは出来ないと想像される。
あの掲示板、2chの創設者は、年間数億の収入があるらしいが、
持ち家などの不動産を一切持たないらしい。
幾つもの民事裁判で、「賠償命令」が出されているらしいが、
彼は「びた一文」払っていないという。
2ch創設者氏によれば、「民事判決などケツ拭く紙」だという。
別れた御主人がこんな男でなければ良いが。


【人生相談】すがる袖さえ千切れて堕ちて




こちらにも関連記事があります

新種のハラスメントか、ただの世間知らずか
来るなら令状持って来い 【相談者】61歳女性 夫66歳  娘40歳と38歳
スポンサーリンク

シェアする

フォローする