肩でも叩きましょうか? お父さん

人生相談 人生の諸問題
【相談者】50歳男性 妻44歳 子供19歳と17歳、共に男

2週間前に19歳の息子が、高校卒業後の専門学校で、
クラスメートからハサミ様のもので切り付けられ、
後頭部を15針縫合するけがを負わされた。
犯人の少年は逮捕され、現在拘留中。
相手は大人しいタイプで、日頃あまり付き合いは無い。
喧嘩では無く、背後から忍び寄られての犯行だった。
加害者のペットボトルに、紙のようなものが入っていて、
それを息子のいたずらと、誤解して犯行に及んだと、
警察からは聞かされている。
加害者側の両親からは、一度だけ謝罪の電話があったっきり、
何も言って来ない。
今後相手方の保護者と補償交渉するに当たり、
何に留意し、どのように進めれば良いか教えて欲しい。

弁護士 中川潤先生の言葉

この相談は本来あべこべの相談だと思う。
普通は加害者側から、どうお詫びすれば良いかを相談されるが、
被害者側のあなたが、どう提示するかという事は通常無い。
「その後ご連絡を頂けませんが、治療費等について如何お考えですか?」
というような内容で、一度手紙でも出して見てはどうか。
それでも無しのつぶてであれば、やむを得ずという形で、
直接電話を入れてみるしかない。
電話をすれば、その時の応対で相手の雰囲気が概ね掴める。
あまりに非常識で、無責任な保護者であると感じたら、
その段階で地元の弁護士会にでも相談を持ち掛けてみましょう。
交通事故などの場合は、入院通院の費用や物損分に加え、
定額の慰謝料を請求するのが普通だが、
この場合は事故では無く、故意の傷害行為なので、
それプラスアルファを請求することになるだろう。
相談した弁護士に代理人になって貰っても良い。

先が思い遣られるのは、息子ではなく

筆者が思うに
あってはならないことだが、
電話で雰囲気を察知したのは、相手の加害者側ではなかろうか?
このお父さんの口調を聞いていると、とても頼りになりそうもない。
年齢は50歳、どんなご職業の方かは分からないが、
年齢的に言っても、若い部下から相談を受ける側ではないだろうか?
また職場やそれ以外の知り合いに、しかるべき相談相手は居ないのか?
何故こんなことで「テレフォン人生相談」なのか?
この問題はそこにこそ集約され、決して「少年犯罪」の話ではない。
幸いにして、息子さんは元気を取り戻しているという。
ならば、補償交渉は町の弁護士さんにお任せするとして、
最後に残る一番の難題は、「このお父さん」ではなかろうか?
将来二人の息子さんが結婚し、嫁・舅問題や相続のゴタゴタで、
次回こそ、より深刻度の高い問題で、
息子さんから相談が来るのではなかろうか?


【人生相談】あなたは舐められた被害者ですか…


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