懐かしき時代の不良債権化

人生相談 人生の諸問題
【相談者】51歳女性 夫61歳 母80歳 父83歳 娘24歳

母が10年ほど前から、同級生にお金を貸して、返して貰えない。
10回位に渡って約800万円貸して、一度も返して貰えないと言う。
相手の御主人は既に亡くなり、息子夫婦は別に住んでいる。
始めは孫が難病だからと云い、次は御主人の病気と入院の為と云ったが、
いずれも嘘であったらしい。
父は息子さんにも会ったらしいが、「関係ない」と云われたという。
他からも借金があったらしいが、返済を要求すると「返せない」という返事で、
返すためには土地を売る必要がある、などと言われるらしい。
今後は弁護士を立てて話を進めなければならないが、
仮にお金が取り戻せないとしても、弁護士費用がかかると思うが、
どのような手順で、どう話を進めれば良いのか?

弁護士 坂井眞先生の言葉

一般的な答えとしては、弁護士に依頼して法的に話を進めるべきだろう。
それには、当然弁護士という専門家の力を借りるため、
一定の費用持ち出しはやむを得ない。
着手するに当たっては、費用の詳細についてきちんと契約書を作るので、
その内容をよく確認して欲しい。
貸したお金について、最低限の借用書があるのなら法的に対応できる。
問題は相手の返済能力についてだ。
不動産があるのなら、それを担保にするのは有効な方法だが、
他にも借金があるらしいので、先に抵当権を取られている恐れもある。
まずはその辺の調査から始めなければならない。
いずれにせよ、専門家の力を必要とする案件だから、
弁護士に依頼して解決方法を模索すべきだ。

情けは詐欺のためならず

筆者が思うに
800万円と云えば、うやむやに出来る金額ではない。
このお母さんは平身低頭、娘さんに詫びなければならない。
貸した時に聞かされた事情が、嘘であったことが判った時点で、
事実上の詐欺である。
借用書にその嘘まで記されていれば、逃がさないだろうが、
民事で解決するにしても、不動産差し押さえ位しか無さそうだ。
貸し始めたのが70歳であったとして、
この同級生へのイメージは、何時の頃のものだったのか。
幾つになっても懐かしいのが同級生だし、
何年経っても、「あの時のまま」なのが同級生かも知れない。
そのおかげで、娘さんはこの不良債権を相続しなければならない。
罪な事である、勿論悪いのは騙した側だが、
騙された側の責任も、軽くは無い。


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