人生は二度無い、という社会へのメッセージ

人生相談 浮気 離婚
【相談者】60才女性 夫66才 長女37才 (次女と長男も居る)

12年前に結婚した長女には3人の子供がいる。
(10歳、4歳、1歳8か月)
その長女から2ヶ月前、精神科に入院していると連絡があった。
結婚して4年目の時、うつ病になり半年ほど里帰りして治したが、
今の病状はうつ病ではなく、パーソナリティ障害だという。
半年前から体が動かずほとんど寝たきりで、夫が子供の面倒をみている。
娘は早く退院して子供の元に帰りたいと言っているが、
夫からのメールでは結婚して12年、妻の病気でずっと苦しめられてきた。
子供のためにも1日も早くけじめをつけ、子供を引き取り離婚したい。
妻は両親の元に返したいと云っている。
既に夫は娘に対して、他人を見る眼でしかなく、
入院費も払わないと言っているが、こうした点も含めて、
やはり娘は病気なので、強制的に離婚させるしかないのだろうか?

弁護士 大迫恵美子先生の言葉

離婚は本人の同意が必要で、入院中に勝手にというわけにはいかない。
裁判でも、あくまで本人がその当事者として臨む必要があり、
知らないうちに判決を取るというのは、違法な手続きだ。
それに、離婚の場合は「調停前置主義」と云って、いきなり裁判は出来ず、
まず調停を申し立て、それが不調ならば裁判という順序だ。
未成年の子供が居る場合は、親権者を定めなければ離婚は認められないが、
この場合も、裁判では判決という形になるので、周囲の画策は無理。
成年後見という形になっているのでない限り、通常の手続きになる。
病状からすると、娘さんが親権を取るのは難しそうだ。
母親としては、当然ショックを受けることだろうが、
母親として子供にどう接するか、という問題も難しくなるため、
お嬢さんの気持ちだけで、親権を左右するわけには行かないはずだ。
定期的な面会交渉などで、精一杯支えてあげるのが限界だろう。

パーソナリティ 今井通子さんの言葉

離婚についは、御本人にキチンと話をして納得させること。
それも、話はあなたではなく御主人からですよ。
そこを気を付けて、頑張って下さい。

「無自覚」という困難な病

筆者が思うに
インターネット社会なので、御主人も多分情報を仕入れているだろう。
精神科医は法律家ではないし、法律家は精神医学の専門知識を持たない。
しかし、この場合の利害を正当に判定できるのは、
両方の知見を共に兼ね備えた人物しかいないことになる。
社会的に重要な意味を持つ裁判ならば、専門の鑑定人を立てて、
審理が行われることになろうが、ただの離婚裁判では現実的でない。
パーソナリティ障害は、主に対人関係に支障を来たす。
そして、その異常さを本人自身が自覚し得ないところに特徴がある。
妹さんが、幼い頃のいじめ被害について、半狂乱の如く訴えたのは、
それが原因であることに、ほぼ間違いなく、
今度は御主人が同様の被害を訴えたということだろう。
私も兄弟から同様の被害を受けているので、苦しさは良く解る。
問題は、「体が動かない」とはどういうことか?
この点について、医師に説明を求める必要があると思われる。
パーソナリティ障害の原因は、幼児期に背負い込み、
それによる悪影響は、身近な一人に集中する。
その様子は隣にいる親兄弟ですら気が付かず、被害者本人すら判らない。
具体的なトラブルとして、発覚して初めてそれは認知される。
37歳と云えば人生の踊リ場、まだなんとかやり直せる。
これがもし、還暦過ぎての発覚であったなら大変恐ろしい事になる。
治療も、反省も、解決は全て「命と引き換え」しかない。


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